[心臓マッサージ]
人は、心停止後、約3分で死亡率50%に達すると言われています。119番に通報後、救急車が現場に到着するのに平均6分以上かかるとされています。
ここで救命措置として、心臓マッサージが有効になります。これは動かなくなった心臓に変わり、人が胸部を繰り返し圧迫することにより全身に血液を送り、臓器が酸素不足で動かなくなってしまうのを防ぐための重要な救命方法です。
救急車が到着するまでの間、この心臓マッサージを続けることが救命に有効になるそうです。
心臓マッサージの方法は、倒れている人(成人)の胸の真中に手のかかとの部分を重ねてのせ、ひじを伸ばしたまま真上から強く(胸が5cm以上沈むまで)押します。押す回数は、1分間に100回以上です。圧迫を繰り返すときは、手を胸から離さないようにします。
子供の場合、胸骨等が弱いため、圧迫が強すぎないようにするため、1歳未満の子の場合、中指・薬指の2本で胸の厚さのおおよそ1/3くぼむまで、1歳〜8歳未満の場合、片手の付け根で胸の厚さのおおよそ1/3くぼむ程度にするようです。小学生、中学生の子供の場合、体格に合わせて圧迫の強度を調整することが必要になると思います。
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